【現地観戦】日本シリーズ第1戦大敗! 山本投手ポストシーズン2戦連続KO!
先発はオリックスが山本投手、阪神が村上投手。パ・リーグ3年連続“投手4冠”の山本投手とセ・リーグ最優秀防御率の村上投手の同学年ガチ対決。
1回山本投手の立ち上がり。1番近本選手を1塁ゴロに仕留めるも、2番中野選手にレフト前ヒットを打たれ1アウト1塁。
今シリーズでは1・2番を抑え込むことがポイントの1つになると思いますが、初回からヒットを打たれてしまいました。しかし、3番森下選手には内角低めのフォークで三振。この間、1塁ランナー中野選手が盗塁。内角低めのフォークでしたので捕球後、投げにくかったと思いますが、若月捕手の見事な送球でタッチアウト。三振ゲッツーに仕留め、今日本シリーズを無事、立ち上がることができました。
2・3回も三振を3つ奪うピッチング。ストレートも159kmと自己タイをマークするなど、好調なピッチング。
一方、打撃陣は、村上投手に4回までパーフェクトに抑え込まれる状態。140km台のストレートですが、カットボールと内角をえぐる強気のリードに、時折見せるフォークがチャンジアップの役目を果たすかのように翻弄されてしまいましたね。
4回表、1番近本選手にショート内野安打を打たれ、続く2番中野選手は1・2塁間を抜けようかという打球に、1塁手中川選手がグラブを出しますが落球。急ぎボールを拾おうとしますが、それもできずオールセーフ。1塁ランナーの近本選手の足の速さが気になり、2塁ホースアウトを焦ったのかな?一気に大ピンチを迎えましたが、3番森下選手を6-4-3のダブルプレーに、4番大山選手を内角のストレートで見逃し三振に切って取りました。ナイスピッチング!
しかし、ランナーが出ると今まで以上にボルテージが上がるタイガース応援団。とにかく凄いの一言。よく地鳴りに例えられますが、京セラでは3塁側とレフトスタンドの大声援が1塁側のドームの壁に跳ね返って、1塁側からも聞こえてくる始末。最初、あまり黄色に染まっていなかったスタンドに安堵していましたが、この大声援に意味が分からず、「何でこんなにタイガースファンが1塁側にいるん?」って感じで、音の世界に迷い込んだ筆者もかなり動揺してしまいました。
そして、悪夢は5回に訪れました。先頭バッターの5番佐藤輝選手にセンター前にはじき返されノーアウト1塁。続く6番ノイジー選手の初球、佐藤輝選手が盗塁。バッテリーも筆者自身も全く無警戒でした。これで球場の雰囲気が変わりましたね。いけいけモードのスイッチが入ってしまった感じです。ノイジー選手はライトフライに打ち取りましたが、7番指名打者の渡邉諒選手に初球のシュートをセンター前に持っていかれ1失点。先制点を奪われてしまいました。
続く8番木浪選手にはライト前に運ばれ1アウト2・1塁。9番坂本選手はバントを試みましたが小フライに。絶好のダブルプレーのチャンスでしたが、山本投手が直接捕球し2アウトになったのみ。現地で見ていて、若月捕手と山本投手が譲りあってしまい、山本投手が出したグラブにチョイっと入った感じに見受けられました。後刻、テレビで見ると、捕球した直後に山本投手は「しまった!」って感じの表情が見て取れました。この場面でランナーを残したこととタイガースの大声援で完全に我を見失ったというか、浮足立ってしまった感じでした。「まずいな!」と思ったのも束の間、続く1番近本選手には右中間を破るスリーベースヒット、2番中野選手にレフト前にヒットを許し4失点。
6回は先頭の大山選手に四球を許し、またまたタイガースファンのボルテージアップ。6番ノイジー選手、8番木浪選手、9番坂本選手にヒットを打たれ、ここで投手交代。中嶋監督自らマウンドへ行き、マウンドに集まったナインに声を掛けた後、山本投手がマウンドを後にしました。マウンドを降りる山本投手の姿はあまり見る光景ではないので、かなりなショックとなりました。
タイガースの攻撃はまだまだ続き、1番近本選手へは四球、2番中野選手には猛打賞となるレフト前へ運ばれ3失点。山本投手は5回2/3を投げ、被安打10の7失点、自責点も7という結果となってしまいました。
終わってみれば、13安打8得点を許す一方、打線は2安打しかできず、0対8の大敗となりました。タイガース打線は1発を狙わず、コツコツ当ててくるしぶといバッティングで大山選手以外の先発選手が全員ヒットを記録。しかも要注意の1・2番にいずれも猛打賞とされる固め打ち。8番木浪選手にも2安打され、シーズンで見せた下位から上位への打線のつながりを機能させてしまいました。その上、ヒットがなかった大山選手は3四球。結局、CSでは調子が振るわなかったタイガース打線を勢いづかせる結果となってしまいました。今シリーズは苦戦を予想していましたが、想像以上のマズいスタートとなったと思います。
無残な敗戦に心穏やかではいられませんが、昨年の日本シリーズも黒星スタートでしたし、これだけ大差で負けると切り替えもし易いとも言います。明日の宮城投手と打線の奮起に期待し、明日を迎えることにしましょう。
それと、オリファンの応援は負けてませんよ!声量ではかなわなくても、リズム感や応援のバリエーションでは大差をつけていますよ!明日も現地で精いっぱい応援し、今日の仕返しといきたいものです。
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