平野佳投手、日米通算250セーブ達成。
山本投手、11奪三振、16勝目。防御率1.21。
先発の山本投手は、1回1番万波選手にいきなり2塁打を打たれる立ち上がりに。しかし、この後、1回とは言えギアが上がったように思います。1アウト3塁から3番田宮選手、4番郡司選手をいずれも空振り三振に仕留めました。圧巻は郡司選手への投球。自己最速タイの159kmのストレートに149kmのフォーク。次元の違うピッチングでした。
2回は安打と四球でランナーを出すものの、3つのアウトの内2つは三振に切って取り、ピンチを脱しました。3回にやっと三者凡退となりましたが、この時点で投球数は63。球数の多さにどうなることかと少々不安がよぎりました。
しかし、不安は4回からのピッチングで吹き飛ぶ結果となりました。4回8球、5回11球、6回10球と省エネ投球。相手の早打ちにも助けられた部分もありますが、カットボールを織り交ぜるようになり、打者の目先を変えることができましたね。こういう切り替えができるのも安定の山本投手の証し。
終わってみれば7回を112球、被安打3,奪三振11、与四球2、失点0。見事に16勝目を手にすることができました。タイトル争いでは、勝利数と防御率は断トツ1位。防御率は1.21と脅威的数字。心配された奪三振は山本投手が169、2位の平良投手は153と16の差をつけることができ、ほぼ安全圏に到達できたのではないでしょうか。改めて、ナイスピッチング。
2番手は山岡投手で三者三振。見事なピッチングを披露してくれ、9回平野佳投手のピッチングへスムーズに引き渡すことができました。こちらもナイスピッチング。
そして、9回は平野佳投手。先頭打者代打の中島卓選手への初球、147kmのストレートがビシッとインハイに決まり、2球目も同じようなストレート。しかし、ライト前に運ばれてしまいました。でも、ここからが平野佳投手の真骨頂。3番田宮選手はフォークで2塁ゴロ、続く代打加藤豪選手は初球こそストレートでしたが、以降4球続けてのフォークで空振り三振。5番マルティネス選手には一転してストレートで1塁ファールフライ。安定の4者凡退で日米通算250セーブを達成しました!ナイスピッチング。
達成した時のフィールドには、1塁にT-岡田選手、2塁に安達選手らベテラン勢・暗黒時代を共に戦った戦友の姿があったのも感慨深いものとなりました。本当におめでとうございます。
CS進出争いは、2位ソフトバンクと3位楽天の直接対決でソフトバンクの勝ち。4位のロッテも勝ったため、2位ソフトバンクと3位となったロッテのゲーム差が0.5。4位に転落した楽天とのゲーム差も0,5。1ゲーム差に3チームがひしめき合う大混戦が続いています。
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